はじめに:円満退職=「誰とも揉めない」ではない
「円満退職」と聞くと、
師長と笑顔で挨拶して
惜しまれながら送り出されて
気持ちよく次の職場へ…
そんな光景を思い浮かべる人も多いかもしれません。
正直、それは誰もが理想とする辞め方だと思います。
しかし、私は師長と最悪な関係で辞めました。
それでも、
- 有給はきちんと消化できた
- 同僚とは大きなトラブルなく終われた
- 「辞め方」で後悔はしていない
今振り返っても、これは私ができた最大限の「円満退職」だったと思っています。
この記事では、
「現実的な円満退職」
そのために私が意識していたことを書いていきます。
私の前提:師長とは最後まで分かり合えなかった
まず最初に書いておくと、
私は最後まで師長と良好な関係にはなれませんでした。
普段から有給消化させてもらえなかっただけでなく、
退職を伝えたときもその退職理由を否定され、
退職前の有休消化も一方的に押し通すのではなく、
いくつか提案もして交渉しようとしましたが全く受け入れてもらえず、
空気は最悪でした。
「円満に辞めたい=師長に好かれなければいけない」
そう思っている人も多いですが、それは違います。
円満退職のゴールは、
自分が不利にならず、後腐れを最小限に辞めることです。
感情的な和解は必須条件ではありません。
できれば師長とも良い関係で終われたらいいですが、
立場上難しいことがあることも覚えておいてください。
円満退職のために意識したこと
①「交渉」と「感情」を切り分ける
退職と有休消化を師長に伝える時、感情的に話さないことを徹底しました。
- 不満をぶつけない
- 過去のことを蒸し返さない
- 無理にわかってもらおうとしない
代わりに意識したのは以下のことです。
- 理性的に事実・決定事項を話す
- 法律・規則を確認してそれをベースに話す
- 余裕を持ったスケジュールで話す
「円満にしたい」からといって、
下手に出すぎたり、我慢し続ける必要はありません。
淡々と、冷静に、交渉する。
それだけで、無駄な衝突はかなり減らせます。
感情的になると両者疲弊するので、ただでさえ消耗する面談は落ち着いていきましょう。
②退職が決まってからこそ、仕事の質を落とさない
正直、辞めると決めてからの勤務はしんどいです。
- もうどうでもいい
- 早く辞めたい
- モチベーションはゼロ
そう思う日もあるかもしれません。
それでも私は、
最後まで仕事の手を抜かないことだけは意識していました。
理由はいくつかあります。
一緒に働く現場の同僚、特に
- 忙しい中でフォローしてくれた人
- 愚痴を聞いてくれた人
- 何気なく声をかけてくれた人
そういう人たちとも最後まで良い信頼関係のまま仕事を続けたかったこと、
そして真摯に仕事に向き合うことが嫌がらせをする師長に対して私ができるささやかな抵抗だと思ったこと、
辞めた後に自分自身に出来ることはやった、頑張ったと胸を張れるように、
「最後までちゃんとやろう」と思いました。
③同僚への印象は「最後」で決まる
人の印象って、意外と「最後の姿」で決まります。
- 辞めると決まった瞬間に態度が変わる人
- 愚痴ばかり言う人
- 投げやりになる人
そういう姿は、記憶に残ります。
私は逆に、
- 最後まで丁寧に仕事をする
- 引き継ぎはきっちりする
- 感謝は伝える
これだけは意識していました。
関係の悪い師長との関係はもうどうしようもないけど、
同僚との関係まで壊す必要はありません。
むしろ、良い関係のままの方が退職日まで過ごしやすいです。
「辞め方」は、その人の人柄として残ります。
④「戦う場面」と「流す場面」を見極める
全部を真正面から戦う必要はありません。
- 有給消化
- 退職日
- 条件や権利
ここは、譲らない。
一方で、
- 嫌味
- 小言
- 理不尽な態度
これは、受け流す。
感情的に反論しても、得られるものはほとんどありません。
目的は「勝つこと」ではなく「無事に辞めること」。
その視点に立つと、力の使いどころが見えてきます。
まとめ:円満退職は「大人の戦略」
円満退職は「みんなに好かれて辞めること」ではありません。
- 自分の権利は守る
- 無駄な火種は増やさない
- 一緒に働いて構築した同僚との関係は崩さない
それができれば、たとえ師長と関係が最悪でも十分「円満」に近づけます。
辞める職場に、これ以上あなたの心を削らせる必要はありません。
最後は自分が後悔しない辞め方を選んでください。
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