※この記事は、前回の記事の続きです。
▶︎ 前回:看護師が手術室で涙が止まらなくなった話【看護師リアル体験談】
涙が日常になっていった
仕事のことを考えるだけで、勝手に涙が出てくる。
特別な出来事があったわけでもないのに、
気づくと泣いている、そんな日が増えていきました。
「明日も仕事か…」
そう思うだけで胸が苦しくなり、涙が溢れる。
もう、自分一人で抱えられる状態ではないと感じていました。
プリセプターに相談した日
意を決して、手術室でお世話になっていたプリセプターに相談しました。
正直な気持ちを、そのまま伝えました。
・家にいても、仕事のことを考えると泣いてしまうこと
・死にたくはないけれど、重めの怪我をして休めないかと通勤中に考えてしまうこと
・看護師3年目を終える次の3月までは頑張りたいと思っていること
・でも、もう限界に近いと感じていること
・退職を考えていること
するとプリセプターは、否定せずにこう言ってくれました。
「退職も一つの選択肢だけど、
また異動して環境を変えてみる、という手もあるよ」
その言葉を聞いて
「退職」しか見えていなかった視野に、
ほんの少しだけ別の選択肢が生まれました。
面談で伝えた本音
その後、師長との面談で正直に伝えました。
「今は退職を考えていますが、
異動という選択肢があるのかどうかも知りたいです」
師長からは
「異動して何か変わるかな?」
と言われ、異動の道はあまりないように感じました。
「少し休んでみる?」
という提案もありました。
でも、正直なところ私はこう思っていました。
「今まで申請してもほとんど有給を使わせてくれなかったくせに」
「少し休むってどれくらい?」
「この師長のことだからどうせ2日か3日?」
「今さら『少し』休んだところで何が変わるんだろう」
その時点で気持ちはかなり退職に傾いていました。
そして、師長に対する信頼感もほとんど残っていませんでした。
言葉の節々に、私に寄り添うよりも「管理職の保身」が感じられたからです。
「辞める時期」の希望と現実
できれば、看護師3年目の終わりの3月で退職したい。
そう思っていました。
ただ、本音を言えば、
もうその頃には毎日仕事に行くのがつらかった。
「あと数か月頑張ろう」
そう思えるほどの余力は、残っていませんでした。
異動という選択肢と、現実
プリセプターとの相談で、
「病棟への異動」という選択肢も一度は考えました。
でも冷静に考えると、
・日勤のみの病棟勤務
・残業や業務内容からくる体力的な不安
・それでも日勤のみは給料が低い現実
どれも、今の自分にはきついと感じました。
環境を変えれば解決する問題なのか。
そもそも、今の精神状態でこの病院に居続けられるのか。
答えは、ほぼ出ていました。
退職をメインに考えるようになった理由
この頃には、
「どこで働くか」よりも
「今の自分を守れるかどうか」を考えるようになっていました。
異動は延命措置かもしれない。
でも、根本的に疲れ切っている自分は変わらない。
つらい。
疲れた。
辞めたい。
逃げたい。
この頃の私は、自分ではまだ気づいていませんでしたが、
体と心はもう限界を超えていたのだと思います。
その後、私はメンタルクリニックを受診することになります。
▶︎次回:メンタルクリニックに行った日|涙と適応障害、休職への道【看護師リアル体験談】
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