※この記事は、前回の記事の続きです。
▶︎ 前回:休職中、何をしていたのか|適応障害と診断された看護師の1ヶ月【看護師リアル体験談】
休職明け、職場に戻った日
休職が明け、私は
「正直、行きづらいな」
そんな気持ちを抱えながら職場に向かいました。
朝の朝礼の時間に、
「お休みをいただき、ありがとうございました。
ご迷惑をおかけしました。
これからまた頑張ります」
そう挨拶をしました。
正直に言うと、休職前よりも心は少し軽くなっていました。
以前のように、理由もなく涙が溢れてくることも、ほとんどなくなっていました。
また、同僚には恵まれていたため、
何かを言われることもなく、
無事に手術室の業務に戻ることができました。
ただ一つ、はっきり変わったことがあります。
それは、
「頑張りすぎないことを頑張る」
という心構えでした。
それでも消えなかった「辞めたい」という気持ち
休職明け、2ヶ月、3ヶ月と働く中で、やはり
「このままここで働き続けたいか?」
と自分に問いかけると、答えは違いました。
辞めたい気持ちは、確かに残っていました。
その理由は一つではありません。
- 業務の責任の重さ
- それにまったく見合っていない日勤のみの給料
- 師長への信頼のなさ
そして何より、
私はもともと「大きな病院で3年は頑張る」と決めていました。
3年あれば、看護師としての基礎は概ね身につく。
母がクリニックで働いていたこともあり、
そもそも大病院に強いこだわりはありませんでした。
だから、
長くここで働き続けたい理由は、正直ありませんでした。
休職には、確実に意味があった
それでも、休職したことに意味がなかったとは思っていません。
もし休職せずに働き続けていたら、
「3月までは頑張りたいけど、もう限界」
そんな状態のまま、毎日自分を追い込んで、
3年目を終えずに退職していたと思います。
休職したのは、看護師3年目の10月の1ヶ月間でした。
11月に復職してからは、
「次の3月までは頑張ろう」
そう思える余裕が、ほんの少し生まれました。
休職=リセット、ではない
休職は、必ずしも気持ちをリセットするものではありません。
休職して、また頑張れるようになる人もいます。
休職して、じっくり考えた結果「やっぱり辞めたい」と思う人もいます。
休職から復職すること自体が難しく、そのまま退職する人もいます。
どの選択も、間違いではありません。
大切なのは「一番穏やかでいられる選択」
大切なのは、
自分を追い詰めず、心穏やかに働ける選択をすること
だと思います。
たとえ休職後すぐに辞める選択をしたとしても、
その休職は「考えるために必要だった時間」です。
失敗ではありません。
休職は「戻るため」だけのものじゃない
休職は、
元に戻るためだけのものではありません。
「もう無理だ」と気づくための時間になることもあります。
私にとってこの1ヶ月は、
少しだけ心と体を軽くするための、
いわば延命措置のような時間でした。
少しだけ休んで、
もう少しだけ頑張ってみて、
それでもやっぱり「辞めたい」と自分の気持ちを確認する。
そのための、とても大切な時間だったと思っています。
▶︎次回:有給40日を捨てて辞めるのが常識?復職後に看護師3年目が感じた違和感【看護師リアル体験談】
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