※この記事は、前回の記事の続きです。
▶︎ 前回:看護師が休職から復職して思ったこと|戻るためだけの時間じゃない【看護師リアル体験談】
復職したのは、看護師3年目の11月でした。
休職前と比べると、気持ちは確実に前向きになっていました。
以前のように、
仕事のことを考えただけで涙が出ることはほとんどなく、
「今日も無理…」という感覚も薄れていました。
実際、しばらくは
休職前よりも前向きな気持ちで仕事に向き合えていたと思います。
それでも。
心のどこかにはずっと、
「やっぱり辞めたい」という気持ちが残っていました。
「3年は頑張る」と決めていた自分
私はもともと、
「大病院で3年は頑張る」と決めていました。
だから、
看護師3年目の終わりである3月までは頑張る。
でも、それ以上この病院で働き続けるつもりはありませんでした。
3月以降は、
・クリニック
・規模の小さい病院
・別の働き方
そんな選択肢を考えていました。
母が看護師でクリニック勤務だったこともあり、
「大病院が絶対にいい」という価値観は、私にはありませんでした。
復職後も、
「今は働けているけど、ここに居続けたいか?」と考えると、
答えはやっぱり「違う」ままでした。
有給はどうなるんだろう、という疑問
退職時期を考える中で、
ふと気になったことがありました。
有給って、どうなるんだろう?
病棟で辞めていく先輩たちは、
3日、多くても5日くらいしか有給を取っていませんでした。
それが当たり前だと思っていました。
私も辞める時そうなるに違いない、と…
でも、改めて自分の状況を考えてみて、
特に手術室に異動してから有給をたった2日しか使わせてもらっていなかったので、
有給どのくらい残っているんだろう?と思いました。
消えていった有給の存在
私の場合、有給は年20日付与され、
使われなかった分は翌年に繰り越し。
ただし、40日を超えた分は消える仕組みでした。
そう考えると、
これまで消えてきた有給は数知れず…。
そこで残日数を確認すると、
ほぼ40日まるまる残っている状態でした。
その瞬間、はっきり思いました。
「これを捨てて辞めるなんて、もったいなさすぎる」
「常識」より、自分の損得を選ぶ
有給は日常から積極的には消化されない。
辞める時は有給をほとんど使わずに辞める。
それがこの病院では“常識”なのかもしれません。
というか、看護師業界全体でも、そうなのだと思います。
でも、
・3日や5日だけ使って辞める
・残り約40日の有給を捨てる
それは、
ほぼ2ヶ月分の給料を捨てる
のと同じです。
権利があるのに、
それを「仕方ないから」と放棄するなんて、
その時の私には考えられませんでした。
辞めるときに有給を取るのが難しいことも、
もちろん分かっていました。
それでも、
「常識だから仕方ない」と
自分が損をすることを受け入れるほど、
もう私は弱くありませんでした。
絶対に有給は取る。
もらう権利のあるものは、全部もらう。
そう心に決めました。
有給日数を計算した結果
もし3月末を最終出勤日として
有給約40日を使うとしたら、
平日を有給にあてて、
約2ヶ月はほとんど働かずに済みます。
仮に3月末最終出勤なら
実質の退職日は5月末頃。
それなら…とある考えが私の頭によぎりました。
私の病院では、6月がボーナス支給月でした。
6月末退職にすれば、
ボーナスももらえる。
ボーナス、ほしい!!!
その一心でした。
だから私は、
「有給をすべて使い、
ボーナスをもらって、
6月末で退職する」
この選択をしました。
師長との面談を申し込む
そう決めて、
私は2月に師長との面談を申し込みました。
伝えたのは、
- 退職したいこと
- 退職時期は6月末を考えていること
- それまでに有給をすべて使いたいこと
- そうすると最終出勤日は5月のゴールデンウィーク頃になること
もちろん、簡単な話ではありません。
師長は有給を取らせたくない。
私は有給を取りたい。
完全に、バトルでした。
このときのやり取りや空気感は、
正直、かなりしんどいものでした。
休職してメンタルを回復させていなければ、
立ち向かえなかったかもしれません。
この“大バトル”の詳細については、
次の記事で書こうと思います。
▶︎次回:有給は取らせない!? 師長・副部長との退職バトル全記録【看護師リアル体験談】
コメント