労基に相談した日|「私の認識は間違っていなかった」と思えた瞬間【看護師リアル体験談】

ヤメ看体験談

※この記事は、前回の続きです。

▶︎前回:有給は取らせない!? 師長・副部長との退職バトル全記録【看護師リアル体験談】

師長や副部長に相談しても、

「病院に恩を返さずに辞めるのか」

「有給を取られたら人が足りなくなる」

「それは非常識だ」

そんな言葉ばかりで、話はまったく前に進みませんでした。

「有給は権利のはずなのに…」

「でも、私の考えがおかしいのかな?」

自分の判断に自信が持てなくなりました。

プリセプターに相談

そこで、信頼しているプリセプターに相談しました。

これまでの経緯、

師長や副部長に言われたこと、

有給を取りたいのに全く取り合ってもらえないこと。

するとプリセプターは、こう言ってくれました。

「自分がもし辞めるなら、同じように有給全部消化したいと思うよ。

師長に負けずに頑張ってほしい。」

「それ、病院の中で解決しようとしなくていいと思うよ」

「一度、労基(労働基準監督署)に相談してみたら?」

その言葉で、ハッとしました。

たしかに私はずっと、

病院の常識”の中だけで考えていたのです。

労働基準監督署という存在もよく知らない状態でした。

本当にいいプリセプターに恵まれたと思います。

自分でも調べて分かった「労基」という存在

その後、自分でもネットで調べました。

看護師 退職 有給 取れない

有給消化 拒否 違法

すると、たくさんの記事が出てきました。

そこで共通して書かれていたのが、

「労働基準監督署(労基)に相談する」という選択肢でした。

労基とは、

労働基準法を守るために労働者の相談を受け、

必要があれば指導を行う行政機関です。

正直、労基に電話するのはとても緊張しました。

でも、このまま何も確認せずに諦める方が後悔しそうだったので、

私は病院の休憩時間に

誰にも聞かれない場所を探して、

かなりドキドキしながら労基に電話をしました。

労基に伝えた内容

電話では、こんなことを伝えました。

  • 病院を退職したいと考えていること
  • 有給休暇が40日近く残っていること
  • 師長や副部長に相談しても、有給を取らせてもらえそうにないこと
  • 「人手不足になる」「非常識だ」と言われていること

感情的にならないよう、できるだけ事実だけを淡々と説明しました。

労基から説明されたこと(※私が受けた説明です)

担当の方からは、次のような説明を受けました。

  • 年次有給休暇は、法律で認められている労働者の権利であること
  • 原則として、労働者が有給を申請した場合、会社は認めなければならないこと
  • 会社側には「時季変更権」があるが、それは在職中で、業務に大きな支障が出る場合に限られること
  • すでに退職日が決まっていて有給を取りたい場合、退職日前に取らせなければいけないこと

有給休暇について 厚生労働省リーフレット

そして、

「もし話し合いをしても、どうしても有給を認めないという態度であれば、

有給取得の申請書や退職に関する書類を提出した時点で、

『申請した事実』は残ります」

「それでも問題が解決しない場合は、また連絡してください」

と説明されました。

※これは私が相談した際に受けた一般的な説明であり、

すべてのケースに必ず当てはまると断言できるものではありません。

電話を切ったあと、感じたこと

電話を切ったあと、正直ホッとしました。

「やっぱり、私の考えは間違っていなかった」

「感情論じゃなくて、ちゃんと根拠がある話だったんだ」

それが分かっただけでも、

心がかなり軽くなりました。

今まで

「私がわがままなのかな」

「常識外れなのかな」

と不安になっていたけど、

少なくとも

“有給を取ること自体がおかしいことでも悪いことでもない”

という確認ができたのは、とても大きかったです。

労基に相談して思ったこと

労基に相談したからといって、

すぐに労基が動いてくれて何かが解決するわけではありません。

労基署は労働者からの相談を受け、必要があれば法令に基づいて指導・助言をする機関です。

でも、

  • 自分の考えが法律的に大きくズレていないか確認できる
  • 「どういう選択肢があるのか」を知ることができる

それだけでも、十分意味がありました。

このとき私は、

「次は、この説明をもとに、もう一度病院と向き合おう」

そう覚悟を決めました。

次の記事では、

労基で聞いた内容を踏まえて、

再び師長にどう伝えたのか、

そのときどう反応したのかを書こうと思います。

▶︎次回:労基に相談したら一変した|有給を取らせない師長が黙った日【看護師リアル体験談】

※この記事は、筆者が実際に労働基準監督署へ相談した際の体験談をもとに書いています。

労働条件や状況によって判断が異なる場合もあるため、同様の悩みを抱えている方は、最寄りの労働基準監督署や専門家にご相談ください。

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