「辞めたい」その直感を、疑わなくていい
看護師は責任感が強く、
「もう少し頑張らなきゃ」
「今辞めたら迷惑がかかる」
そうやって限界を超えてしまう人が本当に多い職業です。
この記事では、
あなたの心を守りながら、
できるだけ波風を立てず、
最短ルートで自由になるための「退職を伝える時期」についてお伝えします。
「もう無理」は、体があなたに出しているサイン
まず最初に、はっきり言わせてください。
今のあなたは、
十分すぎるほど頑張ってきました。
「もっと頑張らなきゃ」ではなく、
「よくここまで耐えた」と、自分に伝えてください。
退職は逃げではありません。
壊れてしまう前に、
自分という大切な資源を守るための
正当な“防衛行動”です。
優しすぎるあなたが陥る「罪悪感」
退職を考えたとき、多くの看護師がここで立ち止まります。
「現場が回らなくなる」という不安
現場を回す責任があるのは、
あなたではなく管理職です。
スタッフ一人が辞めただけで崩れる現場なら、
それはあなたのせいではありません。
すでに組織として限界だった、というだけの話です。
「患者さんを見捨てる」ような気がする痛み
その気持ちが出てくる時点で、
あなたは十分に看護師です。
でも忘れないでください。
あなたが健康でなければ、良い看護はできません。
まずは
「自分という患者」を
一番に看病してあげてください。
退職を切り出す時期
退職時期を考えるときの基準は、3つあります。
① 現場の暗黙ルール:3ヶ月前
多くの病院では、
- シフト作成
- 欠員補充
- 採用活動
これらが約3ヶ月単位で動いています。
(※ただし、病院・病棟によっては6ヶ月前に申告などの独自のルールがあることもあるので
聞ける関係なら師長や先輩に、
そうでなければ病院の総務(人事部)に確認しましょう。)
このタイミングで切り出せると、
「急に辞める人」扱いされにくく、
「周りに配慮して辞める人」の印象を出すことで、
嫌がらせや圧の対象になりくく、
余計なトラブルを避けやすいです。
つまりこれは、
病院のためではなく、自分を守るための防衛策です。
退職が決まってから、退職するまでの時間|看護師が“辞めると決めてから”過ごした3ヶ月【看護師リアル体験談】
② 法律のルール:2週間前
民法では、正社員でも
退職の意思表示から2週間で退職可能と定められています。
実際にはシフトの関係で現実的でない場合も多いですが、
これは使うための武器というより、
「いざとなったら逃げられる」
という心のお守りです。
師長から圧をかけられたとき、
「最悪、法律的には辞められる」
と思えるだけで、気持ちはかなり違います。
③ 例外:今すぐ辞めていいケース
以下に当てはまるなら、
時期を考える必要はありません。
- 涙・動悸・過呼吸が出る
- 不眠や食欲不振が続いている
- 出勤を考えると身体症状が出る
この場合は、
すぐに受診 → 診断書 → 休職 or 退職
これが最優先です。
時期を悩む必要はありません。
あなたの心身の安全が、何より大事です。
メンタルクリニックに行った日|涙と適応障害、休職への道【看護師リアル体験談】

【条件分岐】あなたはどのタイプ?おすすめ退職時期
A:今にも壊れそうな人
- 出勤前に泣いてしまう
- 電車に乗れない
- 師長の声を聞くだけで動悸がする
- 「死」またはそれに近いことを考えてしまう
👉 今すぐ医療機関へ行きましょう。
時期も周りへの迷惑も考えず、まずは自分を1番大事にしましょう。
B:出勤はできるが限界が近い人
- 毎日つらい
- 休日も回復しない
- 数ヶ月先が想像できない
👉 次のシフトが出る前に師長に相談し、
最短で辞められるのがいつになるか、
3ヶ月後退職で有給も使えないか相談しましょう。
例 ) 3月に退職を切り出し6月末退職。
残っている2ヶ月分の有給消化をして最終出勤日は4月末。
C : もうちょっとだけ頑張れるが環境が合わない人
- 夜勤が合わない
- 人間関係がしんどい
- 将来が見えない
👉 次のボーナス支給日を退職日として、
残っている有給日数を退職日までの日数分逆算して、
最終出勤日から3ヶ月前となるタイミングで切り出すと良いです。
これなら「急に辞める」わけでもなく、有給消化&ボーナスも獲得できる最高のタイミングです。
例 ) 2月に退職を切り出し、5月頭が最終出勤日。
2ヶ月間有休消化し6月末退職。
上記は私の退職した時のパターンです。
労基に相談したら一変した|有給を取らせない師長が黙った日【看護師リアル体験談】
切り出すタイミング
翌月に辞めるわけでなければ月のうちのいつ頃切り出すかはそこまで考えなくていいかと思いますが、
できれば次の月のシフトが出る前が無難です。
一日のうちのベストタイミングとしては、
日勤終わり際の師長が忙しくなさそうな時です。
立ち話はNGなので、
必ず「お時間いただけますか」と別室を確保しましょう。
呪いの言葉に引っ張られないで
「ボーナスもらって辞めるのは無責任」
→ ボーナスはこれまで働いた対価です。
無責任でも、もらい逃げでもありません。
私は副部長に「ボーナスは次半年も頑張ってねっていう意味で出すんだよ」と言われましたが、
「ええ!違いますよ!」と心で唱えました…。
「年度末まではいてほしい」
→ これを言われて師長のために年度末までやってもいいと思えるならいいですが、
ここまでなら頑張れるというギリギリのラインを提示したのであれば、
そこは譲らずに、自分の決めた退職日で退職しましょう。
「この時期に辞めたら迷惑」
→ 人員不足は管理の責任。あなたの責任ではありませんし、
師長はあなたの人生の責任は取ってくれません。
師長自身のために言っているだけなので気にしなくていいです。
引き止められない切り出し方
NG→相談のように話してしまう
「辞めたいと思っていて…」
OK→決まった事実として伝える
「◯月◯日で退職することに決めました」
この時の退職理由は、
- 一身上の都合
- 体調
- 家庭の事情
など、相手が踏み込めない・変えられない理由が無難です。
正直、ただの上司である師長に全部包み隠さず私生活のことまで言う必要も無いと思っています。
私が師長に伝えた際は、あの手この手で非難されました…
有給は取らせない!? 師長・副部長との退職バトル全記録【看護師リアル体験談】
👇使える退職理由
まとめ
退職時期を決めることは、
自分の人生を取り戻すための戦略の第一歩です。
あなたが辞めても病院は回ります。
でも、あなたが壊れたら、あなたの人生は止まってしまう。
まずは、
カレンダーに「辞める日」を書いてみてください。
そこから、すべてが動き始めます。
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