病院だけじゃわからない、自分に合う仕事・合わない仕事

辞めるか迷っている看護師へ

病院で働くのが辛い時、

「看護師向いていないのかな」と思うことが誰しもあると思います。

でも、本当にそうでしょうか?

コロナ禍で私は、病院勤務を辞めた後に

  • 検疫所
  • コロナ自宅療養者コールセンター
  • 保健所
  • ワクチン接種会場

など、複数の働き方を経験しました。

結果的にわかったのは、

私が病院を辞めたのは

「看護師に向いていなかったから」ではなく

「病院という環境・条件が自分に合っていなかったから」

ということでした。

病院でわかったこと:不規則勤務と環境ストレス

病院勤務では、

  • 人間関係のストレス(お局的存在)
  • 完璧主義で情報収集に時間をかけすぎる
  • イレギュラー対応が苦手でいつも残業
  • でも当たり前に前残業は出ないし後残業も師長の裁量で対価が見合わない
  • 夜勤が体質的に合わない

という要素が重なりました。

特に大きかったのは、夜勤です。

夜勤で体調を崩して同僚に迷惑をかけ、

自分を責めてプレッシャーをかけ、

次も緊張で毎回夜勤で気持ち悪くなるんじゃないかと言う不安でいっぱい。

その気持ちから体調不良を起こしそうで悪循環でした。

検疫所でわかったこと:裁量が少ない環境は意外と楽

検疫所では、

  • 期間限定職員が同士上下関係が少なく穏やかな人間関係
  • 役割が明確
  • 判断は上に委ねられている
  • 言われたことを正確に実行する仕事

自由に判断できることは少ないけど、

それが逆に私にとっては楽でした。

私はどうやら、

  • 役割が明確
  • 判断基準がはっきりしている
  • 人間関係がギスギスしていない

3つ目は誰でもそうだと思いますが、

そんな環境の方が自分に合っていると感じました。

裁量が多い=良い、ではないと気づきました。

コールセンターでわかったこと:整理型思考は強みになる

看護学生時代、私は「考えながらうまく話す」ことが苦手でした。

頭の中で整理してからでないと話せない。

即興が得意ではない。

しかし、コロナ自宅療養者コールセンターでは、

この「考えてから適切な言葉で話す」特性が活きました。

  • 頭の中で整理
  • 言葉を選ぶ
  • 声だけで安心感を伝える

これは看護学生時代、弱みだと思っていた部分は

でも場面が変わると強みになることを学びました。

一方で、感情を受け止めすぎることは苦しいことでした。

電話越しの不安や怒りを抱え込み、想像以上に消耗しました。

私は言語化は得意。

でも感情労働が長時間続くと疲弊する。

自分の新しい特性に気がつきました。

保健所でわかったこと:体への負担は小さいがクレーム耐性は低い

保健所では日勤のみの働き方でした。

生活リズムが安定し、身体的ストレスは明らかに減りました。

また、デスクワーク中心で、情報を整理し優先順位をつける役割は向いていると思いました。

ただし、公的機関ゆえのクレーム対応があり、

ここはコールセンター同様に消耗しました。

ワクチン接種会場でわかったこと:業務量には最適ゾーンがある

ワクチン接種会場では役割が明確でした。

特に接種係のときは、

  • 流れが決まっている
  • テンポがある
  • 次々と対応する

テキパキ働けて楽しかった。

一方、経過観察係では、

  • 基本は座って見守る
  • 体調不良者が出たら対応

正直、かなり暇で退屈でした。

ここでわかったのは、

やることが多すぎるのも困るけど、少なすぎるのはもっと困る

ということです。

忙しすぎる時はあんなに恋しかった暇も、動けない「ただ座っている」状況だと苦痛に変わってしまうという発見をしました。

ある程度忙しく動き続けている方が合っていることがわかりました。

また、流れ作業的な業務も苦ではないことがわかりました。

見えてきた自分に合う条件

これらを総合すると、

  • 夜勤なしが良い
  • 不規則より規則的な勤務
  • 強い上下関係は苦手
  • 役割が明確だと安心
  • 裁量はほどほどで良い
  • 言語化・整理は得意
  • 感情労働は長期戦だと消耗
  • 業務量は適度に忙しいのがベスト
  • 非日常や期間限定環境はモチベーションが上がる

「どの職種が向いているか」よりも、

どんな条件なら力を出せるかが明確になりました。

迷っている人へ

もし今、

「今の職場がしんどい」

「自分に向いてない気がする」

「でも辞めたら逃げになるのでは」

と立ち止まっているなら。

それは弱さではありません。

環境を変えてみて初めて見えることがあります。

私は病院を離れて、

検疫所、コールセンター、保健所、ワクチン接種会場を経験して、ようやくわかりました。

「私は何が嫌なのか」

「何なら耐えられるのか」

「どんな条件なら力を出せるのか」

向いていないと知ることは、敗北ではありません。

これ以上自分を削らないための知識となり、向いていることを知る第一歩となります。

合わない場所で耐え続けるより、

一度立ち止まって自分と向き合い答えを出す方が、

長い目で見ればよっぽど自分のためになります。

迷うことは、前に進もうとしている証拠です。

もし今しんどいなら、

環境を変えることも選択肢に入れてほしいです。

あなたの特性は、どこかで必ず活きる条件があります。

それを探す時間は、決して無駄ではありません

コメント

タイトルとURLをコピーしました